96年に結成、メンバーチェンジを経て現在4人組で活動する電子音響バンド、オシレータ。生楽器と電子音の融合、というとまはや目新しくもないが、彼らの場合、より電子音寄りなスタンスを取りつつも、最終的にポップスとして楽曲を成立させているところが特徴。ボーカル、鈴木真由美のたおやかな歌声と歌詞、柔らかくも先鋭的なサウンドデザイン、楽曲内の独特な時間の流れが何とも心地よい。マスタリングは益子樹。(近藤)
(oscillator “夜音 [yoru-oto]“) CLUB JUICE [2009年9月号]