眠っていた。

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長い夢ばかりを見つづけている。

 

 

夢の内容は鮮明に覚えていて、

それらはシュールな時もあるし、あまりにも現実的な時もある。

 

 

 

 

 

 

わたしが少女のときから好きだったものや感覚が、

いまのわたしをそっと支えてくれていることに気づいたのは最近で。

 

 

あの頃、わたしがはっとした感覚は、

いまも無意識の中で密やかに、けれどはっきりとある。

 

 

ぼんやりと少女の頃のことを思いだしたりする。

きょうは何故か、紫陽花がきれいだった実家の庭をおもいだした。

 

 

 

 

たったこの数カ月でも、

わたしには解ったことがたくさんある。

とくに日記には書かなかったけれど。

 

とにかく、たった数カ月のうちに、

10代の頃や20代の前半の頃に考えても考えても、

いっさい解らなかったことが、

とつぜん溶けだしたように、ひとつずつ答えをくれたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の内面にむかって考えてゆくことと同時に、

身近な周囲の人々や自分以外のたくさんの状況の人々へと考えを及ばせ、

相対的な自分の立ち位置のようなものを自覚する事もまた、

大切な意識の試みであろうかとおもう。

 

自分の内面へと向かってゆく行為は、

自分の核心へと進むことであり、

そこへ向かいながらそれぞれの地点において自らを確認することは、

人間が人間として本来基本的にすべきことのように思うし、

それが出来たときはじめて、ほんとうの意味で他者と向き合えるようなきがする。

 

 

 

身近な周囲や自分以外のさまざまな他者へ考えを及ばせることは、

一言でいえば想像力の問題であり、

想像力が満ちたりている世界は、

平穏で平和で優しさに溢れた世界だと思っているから。

 

 

 

 

だからわたしはたとえば、あなたのことを考えたいのだ。

 

あなたが、なぜそんなふうに優しいのかを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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