何も知らない。

知っているということはいったいどういうことなんだろう。
それは知っていると本人が錯覚しているだけなのではないだろうか・・・?
知っているにもレベルが存在するが、
いったいどのレベルから「知っている」と認定され、
それはいったい何によって、誰によって決定されているのだろうか。
そのような事を考えてゆくと、たぶんわたしは何も知らない。
わたしは、地球のことを知っていない。
わたしは、音楽のことを知っていない。
わたしは、料理のことも知ってない。
ましてやわたしは、映画のことも文学のことも歴史の事も知っていない。
生まれ育った東京という街のことも知ってはいない。
それは生物という存在についても、そして人間という存在についてもだ。
だから、わたしはあなたのことも知らない。
あなたのことをなにも知らない。
                                                                                                                                
いいえ、知るはずがないだろう。
                                               
だって、わたしは「わたしが誰なのか」さえ知らないのだから。

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