明日(本日)のライブ

2013年3月9日 by mayumi

出演は18時半です!

oscillatorさらに制作に集中しますので、しばらくライブの予定はないです。

ので、お時間ありましたらこの機会にぜひ・・!!

2013.03.09(Sat) at 下北沢 THREE

 2013.03.09(Sat) at 下北沢 THREEHOLONEST

日時:
2013年03月09日(土) [ open:18:00 / start:18:30 ]

会場:
下北沢 THREE ( http://www.toos.co.jp/3/ )
LIVE :
Giulietta Machine、oscillator、LLama、(松本一哉+斎藤功)× sawako

前売 \2500、当日 \3000 (Drink代別)

チケット :

THREE(店頭販売 / メール予約 ticket3@toos.co.jp) /

e+

http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002093853P0030001P0006

*oscillatorの出演時刻は、18:30ころの予定です。

 

消えゆくすべてのものたちへ。

2013年2月27日 by mayumi

たった今。

その一瞬が、出現した瞬間からそのすべてがゆっくり消えてゆくことに、

人はどれ程、意識的だろうか。

 

 

今日は15歳の時に父に買ってもらった、

クリーム地に雪の模様がされているタートルネックのセーターを着ていた。

 

もう、糸が解れてしまっている部分もあるけれど、

わたしがとても大切に着ているものである。

 

 

15歳のある日、わたしが思い立って(?)、

「一度だけでいいからお父さんと買い物に行ってみたい。」と言ったような記憶がある。

 

それが、ある日実現し、

私は人生初めて(そして今思えば最後の)父とふたりだけの買い物をしにゆくことになった。

 

渋谷の駅を降りて、父と109の②へ上った。

 

その上層階で、わたしはセーターを探していた。

(だから、きっとたぶんそれは秋か冬だったのだろう。)

一目見て気にいったそのセーターは、

値段を見ると同じ店や他の店に置いてある同様のものに比べて

2倍くらいの値段がした。

 

それで、ほかに良いものがないだろうかと、いろんな店を見て迷っていると、

それまで静かに待っていてくれた父が「どうしたの?」と聞いてきた。

わたしは素直に「欲しいのがあるのだけれど、値段が高いの。だから同じような他のものを探しているの。」と言うと、

父は、「値段ではなく、真由美が一番欲しいものを買えばいいよ。いちばん欲しいものを買ったらいいんじゃない?」

そう、言った。

わたしは嬉しくて、申し訳ないと思いながらもそのセーターを父に買ってもらった。

 

そんないきさつがあるものだから、わたしはそのセーターをとても大切にしまい扱い、着た。

 

お正月とか、なにか特別な日とかにしか着なかった。

最近では特に特別な日ではなく着る時もあるけれど、そうやって着てきたからこそ、

今も数十年前と変わることなく着ることができている。

 

 

 

そんな父は10年前に他界している。

親だからといって優遇するつもりもないし、

死んだからいい人だとか思いたくないし、死ねばなにもかもが清算されるとは微塵も思っていない。

 

けれども、わたしが15歳のあの時に、父が言った言葉は、

その人が死んでからより一層深く生きている。

 

 

ほんとうに欲しいもの。

ほんとうに大切なものだけあれば、それで充分に心は満たされるということ。

 

 

ほんとうに欲しいもの、ほんとうに大切なものだけ。

あったら、ほかには何もいらないということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

抽象的な日々。

2013年2月10日 by mayumi

なんだか、まいにち起きていることのすべてが

わたしの中では抽象的な現象のように思えてならない。

 

意識の中で毎秒ごとに起きていることと、

現実の日々とそれを他者との接触によって交わしてゆく全てのことには、

あまりにもズレがありすぎる。

 

そんな風に思っているのは、別にわたしだけではないだろう。

ごく普通に社会生活を送っている誰しもが、そんな日常を過ごしている。

 

わたしはどちらかと言えば、ひとりで過ごす時間を大切にしたい人間だ。

 

勿論、人が嫌いなわけではないけれど、

元々誰かと群れたり、だらだらとずっと誰かといっしょに過ごすことはしたことがない。

 

 

 

 

 

 

 

音楽がわたしの人生において、大変重要な意味を持っていることは疑いようのない事実だが、

果たしてわたしはなぜいまこのような状況にあってこんなことが起きているのだろう?

といった疑問は、常に変容してゆく事実の連続であり、それは音楽と密接にかかわりながらも、

決して答えの出ないだろう疑問でありつつけるだろう。

 

 

 

宇宙的な視点で見れば、わたしという存在なんてたった1秒にも満たないくらいの、

点にもならないかもしれない一瞬の存在でしかなく、

なにをしてもしなくても、その視点からすれば存在としてはまったく変わらないのだろう。

 

 

だけれど、それをクローズアップしていった時に、

地球とか世界とか国家とか社会とか個人とか個の存在という細かい視点が現れてくる。

 

そのような各々の視点において、私はいったいどのような意識をもった存在であるのか。

 

無意識にも意識的にも、その各々の視点における自分の存在とその位置づけについて問われているのが、

現代社会のような気がする。

 

無論、そのような問は始めから無視することもできるだろう。

 

もしかしたら、わたしが毎日を抽象的な現象に感じてしまうのは、

そのような問いから無意識に離れたいと思っているからなのではないだろうか。

 

 

 

そしてそれを私自身の表現、音楽や言葉やわたしの選ぶ「非日常みたいな日常」に、

わたしは逃避し隠れながら、託しているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3/9ライブ情報

2013年2月3日 by mayumi

oscillatorで久々にライブします!

是非遊びにいらしてください。

 

 

 

3/9(土)@下北沢THREE「HOLONEST」

open18:00/start18:30 前売\2500/当日\3000(D代別)

出演: Giulietta Machine /oscillator/ LLama

 

下北沢THREE

http://www.toos.co.jp/3/index.html

 

 

 

記憶が結晶化すること。

2013年1月27日 by mayumi

 

あなたのことをしっていました。

 

ずっとまえから。

 

 

 

 

 

 

「記憶を結晶化すると」いうことは、たぶんあなたを結晶化するという行為なのかも知れず、

 

それは現実とは甚だ遠いところにある、ただの。

 

ただの意識の中での行為にすぎず、

 

意識がそこに在るのだということを自ら認識するための、誰にも知られない行いに過ぎないのかも知れません。

 

 

 

 

 

でも、わたしは、その「結晶化」という響きを魅力的に感じているのです。

 

 

 

 

 

わたしはあなたとの記憶を「結晶化」してもよいですか・・・?

 

 

 

 

 

わたしが、普段見ているものを言葉にする時。

 

それは「結晶化」した言葉に変換されているかも知れません。

 

その、凝縮した「結晶」のなかに、

 

わたしのほんとうの気持ちが在るのかも知れません。

 

 

あなたが、ほんとうは私のなにも知らなくても。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スペインのイネスさん。

2013年1月26日 by mayumi

 

その昔スペインのイネスさんというひとが、

作ったらしいパンとスナックの中間みたいなものとのこと。

 

オリーブオイルとローズマリーの風味、素朴でおいしい。

ワインと一緒にと、あゆちゃんがプレゼントしてくれた。

 

 

 

 

IMG_0267

 

 

 

 

 

 

スペインといえば、むかし大谷能生さんの家に音楽家のmiroqueさんとお邪魔した際に、

ご馳走になったワインがとても美味しかったので、

その場で教えてもらって何度かネットで購入したんだけれど、

その銘柄は人気の品らしく、タイミングが合わないとなかなか手に入りにくい。

 

スペインのワインは当たり外れが大きい印象があるけれど、

チリはまず外れないというのが、わたしの浅いワイン経験上からの見解で、

チリはだいたい美味しい。ついでに言うとアルゼンチンも美味しいが、

日本ではチリ産ほどメジャーでないので、アルゼンチン産の手ごろなものを見つけると、

つい試したくなってしまう。

 

それと、イタリア産のものも、私にはだいたい平均的に美味しい。

オーストラリア産のものも、美味しい。

フランスのは高級なものに応じて美味しいが美味しいものは大変高価で、

それ以外はあまり美味しいと思えない。

ドイツのものは甘い印象なので苦手。

カリフォルニアもあまり好みではない。

日本のワインも甘すぎて今まで美味しいと思ったものはない。

 

 

やはりそう考えると、コストパフォーマンスの高いワインは、

チリ、アルゼンチン、イタリア、ものによってだがスペインという感じがする。

 

ちなみにわたしは、基本リーズナブルなものしか買いませんが。

 

そんな範囲での判断に過ぎないので、ぜんぜん参考にはならないと思いますけれども。

それでも、探せばかなり美味しいワインに出会えますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の。六本木の空の上から。

2013年1月20日 by mayumi

久しぶりに六本木にいったその日は雨だった。

 

 

雨の東京の夜景もきれい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六本木と言えば会田誠さんの森美術館での大きな個展は最高におすすめですが、

もし観にゆくならば、入り口で会田誠さんご本人による解説つきの音声ガイドを借りることをぜったいおすすめします。

 

会田さんの作品は、かなりな隈なくしかも何回も観てるほうだと思うのだけれども、

新しい発見もあるし、

なにより解説があって初めて理解できるような作品も今回はたくさん展示されているので、

実は美術館で一度も音声ガイドをかりたこととかないのですが、

今回の展示には必須だったと思いましたよ。

 

 

 

 

 

 

観た映画と本を書く、メモするノート。

2013年1月10日 by mayumi

1月1日に恵比寿のコンビニで無印良品の超うすくて小さい黒いノートを購入して、

それに観た映画と本を(できればライブも)記入してゆこうとおもった。

きっかけは、ある映画関係の方から「昨年のベスト10について話したいですね。」と言われた時に、

「あれ?わたし何を観たんだっけ・・?DVD含めても全然思いだせない・・!!」という事に気づいたから。

 

先日タナダユキ監督の「ふがいない僕は空を見た」を渋谷で観たが、

その帰りにヒカリエの傍のワインバーに入って1杯だけ飲んで、 そのノートに年末~年始に観たもの、読んだものを書きこんだ。

 

ちょっとの間なのに、観たことを忘れているものがたくさんある。

これはこまめにメモしなければ!とおもう。

 

タナダユキの新作はたいへん素晴らしかった。

原作は女性なのか知らないが、とにかく女性にしか描けない作品ではないかと思った。

人間の根源的な何か~日本の高度成長期~団塊世代の理想と幻想~(バブルとその崩壊は今回は省く)

~2000年代以降の現在形としての結婚や出産への価値観。

 

それらの実態や問題が、かなり箇条書きな形~リアルな描写にまで散りばめられていて、

現代日本社会の複雑さを園子温とはまた別の形で浮き彫りにしたような作品だった。

 

 

私がoscillatorの活動をするにあたってテーマにしていることのひとつに、「自然と人工」という概念をどう考えるか?ということがある。

 

 

私自身はそれらは科学や時代によって常に変容してゆく存在であると思っているけれども、

oscillatorに関しては、そのバランスが現在聴いてくださっている人にとって半々のバランスくらいで 仕上がったらよいとおもっている。

その地点をどうやって定めるのか?はとても難しいけれども、

その1つ基準は自分たちが今ドキドキするものか否か?というのは重要な判断基準である。

 

 

 

タナダユキの話しに戻るが、個人的には「百万円と苦虫女」は有名ではあるがそんなに記憶に刻まれた作品ではなく、

本当に好きな作品は「赤い文化住宅の初子」であり、 なぜ好きなのかといえば、

それはその人の生まれだったり親だったりは選べないという、

本人の意志では「どうしようもないこと」を描いていることに特化した作品であるということがあると思う。

 

 

その、選べないことを丹念に描きながら、 そこから逃げ出す術を10%くらい提示している点も、

彼女の作品に大変好感を持っている点であり、 それが1点の光=希望として象徴的に「ふがいない僕は空を見た」では描かれている。

 

 

そこから抜け出すための「手段」の解り易いひとつの提示である。

 

そこに、生まれた環境は選べなくとも、 抜け出すためになにかを考えて行動におこしたものは、

きっとそこから抜け出し、今よりも安堵を得た生活を送ることができるのだという提示である。

 

新しい生命、子供というものに対する憧れと、 それに対する恐怖(=その恐怖の正体は子供という存在が生まれながらに持つ社会性ではないだろうか・・?)   それらをどう考えていくか、、、?   その考えの何が新しくて何が古くて何が普遍的なのか・・・?

 

そして、女性が産むことができる限界は男性のそれより短いこと。

選択できないとはどういうことか・・? そして選択とは何か・・?     改めて考えさせられ、そして自分にとっての現在進行形でもある作品だった。

 

人生とは、はかない夢である。

その夢が、どんな夢かを意識し、自覚し、軌道修整してゆくべき淡くて美しい存在である。

丸の内とか、東京の近くの海。

2013年1月7日 by mayumi

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海の近くに住んでいる。

 

 

だから、まいにち海の色を確かめられるんだ。

 

 

 

 

これは、すごく重要なことで、

 

海の色を毎日確かめているミュージシャンがいったいどれくらいいるか?ということも当然あるけれども、

 

 

そもそも、この世のなかに現在生きて過ごしている人間のなかで、

海の微細な表情を見とどけられている人間がいったいどれくらいいるのだろう・・・?

 

もし、わたしがここに存在していて。

 

それを伝えたいのだ、そう思ったときになにをする?

 

 

 

 

 

そのことを考えることがとても大切だ。

 

 

 

誰でもいいから、だれかになにかを伝えるために

わたしもあなたも存在しているのかもしれないね。

 

 

 

それを必要としている、誰かのために。

 

本年もよろしくお願いします・・・!

2013年1月4日 by mayumi

2013年っいう年が、はじまってしまったらしい!

 

昨年もみなさまにはすごーくお世話になりました。

 

本年もなにとぞよろしくお願いいたします・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

年末年始は、それなりにいろいろあって忙しかった。

 

 

本をたくさん読みたいと思って、たくさん借りている。

 

 

ジェイムス・マイヤー著「ミニマリズム」はその殆どが作品の写真だけれども、

美術史におけるミニマリズムをとても詳しく(?)解説していて、

とにかく見やすくて興味を覚えやすい内容になっている。

 

 

 

 

 

同時並行で読んでいるのは、

増田四郎著「ヨーロッパとは何か」

林宏樹著「大正・昭和の乙女デザイン」、

澁澤龍彦著「西洋芸術集成上」

森博嗣著「銀河不動産の超越」

などなど。

 

 

 

 

増田四郎の「ヨーロッパとは何か」はおすすめというか、

今現在起きている事を理解する上でもたいへん役立った1冊であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

新年1回目のブログだから、もしも抱負みたいなことがあるとすれば、

真っ先に願うべくはoscillatorのnewアルバムのリリースです。

 

 

いち早く、皆さまに聴いていただきたいですし、

今年は何か皆さまと過ごす特別な会も企画してみたいという思いがあります。

 

 

お正月も休まず制作がんばっております。

 

あとどれくらいかかるかは明言できないですが、

 

なるべく早く皆さまの近くでoscillatorの新しい音源を聴いて頂けるように準備をすすめています。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

なにか企画等ございましたら、お気軽にお声掛けいただけたら幸いです。